クラウディアからの手紙 を観る！

金曜日の夜に「クラウディアの手紙」を世田谷パブリックに観に行った！
実は・・・・・・とーーーってもお恥ずかしながら、
大好きな（いったいどれだけ大好きな人がいるのやら？？）佐々木蔵之介さんが出る！
ってだけで、内容もよくわからず観にいってしまった私。
1幕始まって、あまりの重さに正直困ってしまった・・・
「戦争」「スパイ」「裏切り」

だけど・・・2幕に入ってから、テンポがどんどんよくなってきて
お話に引き込まれてしまった。
特に斉藤由貴さんのステキさにびっくり！！
彼女、クラウディアの気持ちが痛いほどずんずんこちらに迫ってきた。

無実の罪でロシアで辛い生活を送る蜂谷を献身的に支えるクラウディア。
そして、その彼を50年間信じて待ちつづける日本の妻、久子。
その待ちつづける妻と娘のために
「他人の不幸の上に私だけの幸せを築くことはできません」
そう言って、蜂谷を日本へ送り返す決心をするクラウディア。

いやあ、もう、涙・涙・涙・・・の感動物語だった。
それは実話で、そして、私が日本でのほほ～んと暮らしているときに
ロシアでこんな目にあっている日本人の人がいたなんて・・・
昔「大地の子」をみたときもそうだったのだが・・
ものすごくショック。
何も知らないって、なんて怖いことなんだろうか？って
もちろん、知っていたからって何ができたわけではないかもしれないが・・

そしてなによりも、今回一番感じたのが
人が人を思う気持ちって、マイナスの方向にしても、プラスの方向にしても
すごいものがあるんだなぁ・・・・ってこと。
好きな人のたった一言を信じることで、思うことで、50年も待つことができる。
人を憎むことで、そのことだけで、ひたすら生きていく事ができる。
本当に、すごい力だ。

演出も、ちょっとかわっていて、人の動きで、時間の流れなどを表現していて
舞台装置などはかわらないんだけど・・その変化をきちんと感じることができた。
最初、ちょっと違和感を感じたのだが、そのうちに自然な感じに思えてきたのが不思議。

それにしても、佐々木蔵之介さん！！！！
とーーーってもすてきでした。
やばいぞ！！惚れそう！！！？？立っているだけで、訴えかけてくるものがあるんですよねぇ。
佐々木さんって・・・・

うーーん、よいお芝居を観ると、心にたくさん栄養がいったような気がしてしまう。
って、こんな単純な感想しか書けない私が言うのもなんなのですが（笑）
とにかく、とってもすてきな時間をすごせました。
役者さん＆スタッフのみなさんに感謝！

初・三越劇場！

今日は、劇団の先輩が出演しているお芝居を観に、
初めて、三越劇場に行ってきました！！
三越本店自体には、よく買い物に行ったりするんですが、劇場は初体験。

他の先輩方と劇場前（といってもデパートの中ですけど・・）に待ち合わせして
いざいざ中へ！！
なんだかとってもレトロな感じ。お客様も、おじいさま、おばあさまが多いかも？
でも結構ひとりで観にいらしている方が多くてちょっと驚き！

演目は朝丘雪路さん、左とん平さんなど出演の「夢ふたり」
内容はというと？？？
戦争中の下町の食堂が舞台の売れっ子芸者と、彼女をとりまく人々の人情話！
うーん、いかにも三越劇場らしい演目なのでしょうか？

始まると、早速登場の朝丘雪路さんに「朝丘！」と声がかかる
おおお、歌舞伎のようではありませんかぁ！
それに、おばあさまやおじいさま、「ああ、それじゃダメよ」「きっと○○なのよね」なんて
まるで自分が舞台に一緒に参加しているかのような入り込み方。
それに、そこで笑う？っていうような場所で大笑い。

とにかく、初めての世界！って感じでした。
だけど、これだけのお客様がこんなに喜んで（大笑いやら、すすり泣きやら、大騒ぎでした！）
楽しんでいるってことは、すごいことだなぁ・・ってしみじみ思いました。

いずれにしても、みんな、なんだか肩の力を抜いて、心から楽しんでいる感じなのです。
これ、もしかしたらお芝居ってものの原点なのかもしれないなぁ・・なんて思ったりして。
とにかくお芝居大好きの私には、やっぱりお芝居はおもしろい！って
そういう感想になっちゃうのだけど。
何でもお芝居を見られるってことが幸せなのです。
なんでもいいって言ったら、観にいったお芝居に申し訳ないけど・・
とにかくお芝居、なんでも観てみたい！いろんなもの観てみたい。
で、観にきているお客様がいる限り、それはどんな魅力があるのか
自分のこの目で確かめてみたい！
今、そんな気持ちなのであります！！！！

終ったあと、楽屋へお邪魔して、先輩にご挨拶。
あ、先輩はさすが！！とってもよかった。
これから約2週間！頑張ってくださーーーい！！！

NODA・MAP贋作 罪と罰を観に行く！！

アップが遅くなってしまったが、21日に野田さんの「罪と罰」を観にいってきた！！

正直、このチケットはバイト先の組合で取ったもので・・そんなに期待大！というものではなかったのだ。

ごめんなさーい！！野田さん！！！

だって・・なんとなく野田さんのお芝居って難しそうな・・そんな気が・・・

なので、大好きな古田新太さん目当て！だったりしたのです。

ところが！！！！！（ここから先はちょっとネタばれです）

続きを読む

「歌わせたい男たち」観る！！

行ってきました♪ニ兎社の「歌わせたい男たち」
戸田恵子さんに、大谷亮介さん、中上雅巳さん、小山萌子さん
そして、近藤芳正さんの5人芝居！

まだ上演中なので、詳しく内容を書く事は控えますが・・
お話は、とある都立高校の卒業式。
その卒業式で歌われることとなっている「君が代」のこと・・
歌うのか歌わないのか？起立するのか不起立なのか？
結構今話題となっている難しい問題が取り上げられています。

なんだか今教育現場では大変なことになっているんだなぁ・・と、
学校という場所から離れて生活している私には、ただただ驚くばかり・・

それにしても、戸田さん！！ステキ！！！なんて自然な演技をする人なんだろう。
しかも、今回の席は一番前！！もともと小さい劇場なのですが、
それでも、やっぱり一番前！！すごい！
自分も、そこに参加しているような錯覚・・をしてしまいそうなぐらいに、引き込まれてしまいましたぁ。
これは席のせい？いやいや役者さんの腕のせい？
1時間50分、ノンストップのこの舞台・・あっと言う間に時間がたってしまった。

結論！私はやっぱり戸田恵子さんが好きだぁぁ。
役者さんとして、本当に大好きです♪

そして、ちょっと話はそれますが・・今回の会場は森下。（両国からも行かれるんですが・・）
以前友人が住んでいたので、何度か、その友達を訪ねて行ったことはあったのですが
あまり、駅まわりを散策したことはなくて・・
今回、上演前にちょっとお腹に何か入れていこう！と食べるところを探したわけですが・・
そこで偶然みつけた、さくら肉のお店！古い一軒家のようなたたずまい・・。
下足番のおじさんがいて、靴の札（木でできてて、なんだか味がある！！）を渡してくれる。
宴会場のような広い畳の部屋に、ずらーーっと並ぶテーブル！
その先にはこじんまりとした庭が！！なんてステキなのぉぉ。レトロな感じがたまりません！
そして、さくら鍋もおいしかったぁぁ。
そしてそして、帰りに、その玄関口にかわいらしいおばあちゃんがチョコンと座っていて
それはそれはすてきな笑顔で「ありがとうございましたぁ」って。
いやぁ、癒される・・なんだかすっごいいいところを見つけてしまった！
常連になっちゃうかも！！！！！！
うーん、劇場へ向う途中、すごい行列ができている居酒屋があったりで
侮れないぞ！森下！！散策する必要ありかもしれない！！！！

と、ついつい芝居と飲み食いがペアになっている私には、お芝居も食事もステキで
ものすごーーーい幸せな夜を過ごせたのでした！！！！！

真夏座による「語りで紡ぐ民話と周五郎の世界」

今日は、私のいる劇団「現代劇センター真夏座」の先生、その他主要メンバーによる朗読の会に行ってきました。
前半は、劇団主催者、池田一臣先生を含む劇団員の短い朗読・・
後半は、江口ふじ子さんという大ベテランの先輩女優さんが
山本周五郎の「ちゃん」を朗読しました。

朗読というか、一人芝居というか・・ひとりで何役もを声で演じわけるのだが
とにかく読んでいるだけなのに
目をつぶっていると、その光景、風景、なんかが浮かんでくる・・
そのうち、風が吹いて、空気が動いていくような・・そんな感じがしてくる。

すごいなぁ・・・・
プロってこういうものなんだなぁ・・・って、改めて感動してしまいました。
マイクを使わなくても、会場の隅々まで響き渡る声。
それは、決してうるさくもなく、なんだか心地よい。

自分も、今、この人たちと一緒にお芝居させてもらっているんだ・・って
ものすごくものすごーーく感激してしまって・・
その気持ちの反面・・なんだか、私なんか居ていいのか？大丈夫？私？って
改めてドキドキしてしまったりして・・・
とにかく、とっても刺激になったのでした。

いつか私も、あんなふうに朗読劇なんかもしてみたいなぁ・・
夢は・・見るのは自由！
私の友人曰く、「強く願えば、いつかきっと叶う！」
うん！！そうだよね・・最初から諦めていたら、何にも始まらないものね。
一歩ずつでも前に歩いて行こうっと！！

天保12年のシェイクスピア

行ってきましたぁぁぁ！！待ちに待っていた「天保12年のシェイクスピア」
蜷川さん演出、唐沢さん主演！そして、藤原竜也くんも出演のこのお芝居。
見たくて、チケットとりたくても、それはそれは難しい難しい・・
まあ、そりゃあそうですよね？これだけの豪華キャストなんだから・・
そんな中、どうにかゲットできた一日なのでした。

お話は、とっても長くて、それに、まだ上演中なので、ネタバレになっても申し訳ないので
多くは語りませんが・・・
うーん、正直初めて「天保～」を見た衝撃みたいなものはなかったなぁ・・・
数年前に同じ演目を「新感線」の方たちの演出、出演で見たんですよね。
そのとき、唐沢さんの役を上川隆也さん！！
これって、衝撃だったんですよねぇ・・なんていうか、あの上川さんが？？？？って感じで
唐沢さんの今回の役は想像の粋を越えてないっていうか・・唐沢さんらしいっていうか・・
もちろん、唐沢さんもとってもすてきだったんですけど・・
上川さんのときのような驚きはなかったってことなので。それは必要なのか？と問われれば
なんともいえないのですが・・
だけど、初めてみたものの衝撃っていうのは、やはり印象が大きいんだなぁって改めて実感。

でもでも、とーーーってもよかったんですよ。ステキでした。とにかく楽しかった！！
特に、白石さん・・すごいなぁ・・あの存在感みたいなものは・・
夏木さんも独特な雰囲気がすごかった・・・篠原さんも声がすっごくきれいに響いていて
台詞がとってもよく聞き取れた！！
席もとってもよくって、大好きな藤原くんが、よーーくみえました。
うふふふ。すてきだったわぁ。いやらしい中にもなんだか品のある憎めない王次役でした！

それから、昼の部だから？？客席に芸能人の方が結構多くて、舞台みても、客席見ても？
とにかく豪華な世界・・って感じで、しばらく現実の世界に帰るのがいやになってしまったぁ。

劇団の先輩とも、この前話をしていて、こういうステキなお芝居を見ると
自分も、何の役でも、裏方でもいいから参加したくなってしまうって
ステキだな・・って思う反面、とってもうらやましくなってしまうって

もちろん、めっちゃくちゃ厳しくて大変だろうけど、でもでもとーーっても充実しちゃうんだろうな。
とりあえず、私も、今の自分のお芝居を精一杯がんばろう！！！って
そう心に誓って帰路についたのでした。
よーーーし、頑張るぞぉぉぉ。